愛犬と暮らす中で、避妊・去勢手術について考えたことが一度はあるのではないでしょうか。

避妊・去勢手術が何故必要か、また、手術後の変化、手術後のケアなど詳しくご紹介したいと思います。

避妊・去勢はなぜ必要?

 

まず、犬に避妊・去勢手術がなぜ必要なのか知りましょう。

そして、避妊・去勢手術のメリットとデメリットを整理しようと思います。

 

避妊・去勢手術のメリット

木にもたれる犬

 

避妊・去勢手術は「望まない子犬を作らない」という目的もありますが、愛犬の健康を支えるというメリットもあります。

 

 

オス犬が去勢手術を受けるメリット

オス犬だと、精巣腫瘍、前立腺肥大といった病気にかかるリスクが減ります。

 

メス犬が避妊手術を受けるメリット

メス犬だと、乳腺腫瘍、子宮蓄膿症などを発症する確率を大きく低下させます。

特に、乳腺腫瘍はメス犬が発症する腫瘍のうちの約5割を占めると言われ、そのうちの5割が悪性になる可能性があります。

 

 

このように、避妊・去勢手術を受けると性ホルモンが原因の病気を避けやすいでしょう。

また、個体差によりますが、オス犬・メス犬ともに長生きがしやすくなるというのが大きなメリットだと言えます。

 

避妊・去勢手術のデメリット

眠そうに覗く犬

 

反対に、去勢・避妊手術を受けるデメリットもあります。

 

・全身麻酔を行うため、犬の体に多少負担がかかる(特に老犬には負担が大きい)

・傷口を気にしたり、縫合糸を引きちぎったりするなどして、感染症のリスクがある

・食欲が増え、肥満になりやすい

・ホルモンの関係で、毛並みの乱れや脱毛などの皮膚疾患が見られる

犬の避妊・去勢手術の時期や費用はどのくらい?

手術中の犬

 

 

避妊・去勢手術の内容

手術内容や時期に関しては以下の通りです。

 

オス犬の場合
手術内容 去勢手術 睾丸を取りのぞく
手術時期 小型犬は生後6か月前後、大型犬は1年前後から可能
手術時間 30分程度   
入院期間 日帰りも可能

 

メス犬の場合
手術内容 避妊手術 卵巣と子宮を取りのぞく
手術時期 小型犬は生後6か月前後、大型犬は1年前後から可能
手術時間  1時間程度  
入院期間   最長1週間程度

 

 

避妊・去勢手術の費用

動物病院によってかかる費用は異なりますが、麻酔代、手術代を含め、大体15,000円から30,000円程度が一般的です。

 

避妊・去勢手術の場合はペット保険の対象外になるので、費用を抑えることは出来ません。

 

ですが、去勢・避妊手術を行う事によって、愛犬の寿命が長くなる可能性もありますので、犬を飼うために必要な経費だと捉えましょう(*^^*)

 

避妊去勢後の変化

動物病院にいる犬

 

避妊・去勢手術後はどんな変化があるのか気になります。

具体的にどんな変化があるのか詳しく見ていきましょう。

 

避妊・去勢後の性格の変化

まずは性格の変化からです。

去勢・避妊手術を行っても、犬の性格自体が変化するわけではありません。

 

ですが、手術を行うことによって、性ホルモンの分泌が抑えられるので、それに関わる行動も目立たなくなります。

 

オス犬の場合

オス犬であれば、メス犬へのアピールや縄張りを目的としたマーキング行動や、攻撃性がなくなる、発情期のメス犬に誘われて騒ぐことがないなど、落ち着きが出てきます。

他にも、

・大声で吠えつづける

・メス犬を探して家出する

・人や犬に関わらず攻撃的になる

といった行動が改善されるようです。

 

メス犬の場合

メス犬であれば、発情が原因でそわそわと落ち着きがなかった子も、避妊手術によって性ホルモンの分泌が減ると、精神的に安定し、穏やかになると言われています。

他にも、

・年に2~3回くる発情期で気分が不安定になる

・出血をする

・巣作りを行う

・偽妊娠をする

・怒りやすくなったり、咬みやすくなる

といった行動が改善されるようです。

 

 

オス犬・メス犬両方とも、避妊・去勢手術を行う事で性ホルモンが原因による行動を改善されるので、性格に多少変化が出ると言われています。

 

なので、攻撃性が減り、育てやすくなると言われます。また、子犬のように甘えん坊になる子もいるようです。

 

ただ、個体差もあります。

マーキングなどの行動が手術前から習慣化していれば、手術後もあまり変化がない場合もあります。

 

    避妊・去勢後の体調の変化

     

    避妊・去勢手術後はホルモンバランスが変化します。

    そのため、食欲が旺盛になり、肥満のリスクが上がります。

    これはオス犬・メス犬に共通して多いようです。

    それに加え、一時的ですが運動量が減る愛犬もいるでしょう。

     

    食欲が旺盛だと、いつものフードのままだと体重増加が懸念されます。

    なので、手術後はカロリーを抑えたドッグフードに切り替えるのがおすすめです。

    避妊去勢後に注意すべき事

    エリザベスカラーの犬

    避妊・去勢後はホルモンバランスが整いきっていない状態です。

    手術後の経過の中で注意すべき事や、気を付けるべき事を知っておきましょう。

    手術箇所を守ってあげる

    避妊・去勢後は、傷口を舐めたり縫合糸を引きちぎる事が無いように、エリザベスカラーを使用するのがおすすめです。

     

    エリザベスカラーは1,000円から5,000円ほどで購入が可能です。

     

    動物病院でレンタルする事も可能ですが、活発な犬だとエリザベスカラーを動いた拍子に壊す可能性もあります。

     

    そういったトラブルを避けたい場合は、エリザベスカラーの代用としてシャンプーハットを使用するのもおすすめです。

     

    エリザベスカラーはプラスチック製ですが、シャンプーハットは多くがゴム製です。

    愛犬が痛がったり、寝にくい、といったわずらわしさも軽減できます(*^^*)

     

    食事は低カロリーのものを選ぶ

    手術後は食欲旺盛になるので、肥満を招くリスクもあります。ドッグフードもカロリー控えめのものに切り替えるのがおすすめです。

    さらに、愛犬の体に良い無添加のものを選んであげるのが好ましいでしょう♪

    避妊・去勢後の愛犬におすすめしたいのが「モグワン」です。

     

    モグワンとは

    モグワンドッグフード

     

     

    モグワンは、カロリーが比較的低く、避妊・去勢手術後の愛犬におすすめです。

    犬が苦手とされる穀物類は不使用で、無添加と、安全にも配慮されているので、アレルギーに敏感な愛犬や、手術後にフードによって体調を崩してしまうという心配も減らせるでしょう。

    原材料も、犬の本来必要とする動物性タンパク質である新鮮なチキンとサーモンを使用しています。

    また、全年齢対象なので、手術後限定のドッグフードで終わらず、老犬期になった愛犬の体をサポートしてくれるでしょう♪

     

     

     

    避妊去勢後の運動

    排尿・排便が出来ないと、膀胱炎を発症しますので、手術後も散歩は欠かさずいってあげましょう。

     

    ただし、散歩はいつも通り行うのではなく、通常の散歩の3分の1の時間量でかまいません。

     

    手術後は体が疲れやすく、普段行っていた運動も、犬にとっては負担になる事もあります。

     

    手術箇所の傷口が開いてしまう恐れもあるので、激しすぎる運動は禁物です。

     

    ゆっくりとした足取りで散歩を行ってあげましょう。

    その後の経過を動物病院に報告する

    手術のおよそ7日から10日後、傷口の縫合糸を外します。

    その時に、愛犬の体調の変化をきちんと獣医師に伝えましょう。

     

    抜糸後に手術箇所や体調に異常がなければ、避妊・去勢に関する通院は終了となります(*^^*)

     

    特に異常がなければ、シャンプーやお風呂も、抜糸後の3日以降から可能です。

    避妊・去勢手術は愛犬が元気なうちに行おう

    近年、避妊・去勢手術は、犬にとって身近なものになっています。

     

    手術の目的は、望まない子犬を作らない、という考えもありますが、手術を行う事によって愛犬が長生きしやすいというメリットも持ちます。

     

    老犬期になると手術の負担が大きくなるので、愛犬の体が元気なうちに手術を行うのがおすすめです。

     

    時期がきたら、かかりつけの動物病院と手術のタイミングを相談しましょう。

     

    見つめているポメラニアン

     

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