中型犬や小型犬に比べ、大型犬の寿命は短いといわれています。

しかし、現代では医療技術やフードの栄養素が進化しているため、心がけ次第では寿命を延ばすことも不可能ではありません。

今回は、大型犬の寿命にかんする情報や、寿命を延ばす方法についてリサーチしていきます。

大型犬の寿命は長い?短い?

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「一般社団法人ペットフード協会」による調査で分かった、平成29年時点の大型犬の平均寿命は以下の通りです。

(※犬の平均寿命は14.19歳。)

中・大型犬(10~20kg・20~40kg)の平均寿命はおよそ13歳

犬の平均寿命と比較しても、やはり大型犬の寿命はやや下回った結果となっています。

ただ、先にお話したとおり、飼育環境やフード、定期的な検診等の要素の違いで寿命が延びることは十分ありえます。

また、大型犬の中でも長生きする犬種というものが存在しています。

大型犬 の寿命ギネス記録

大型犬で長生きするのは次の犬種だということが分かりました!

(※個体差や調査年度により順位の降順あり)

1位:シベリアンハスキー(平均寿命10歳~15歳)

探検隊のお供といえば彼らシベリアンハスキーです!

狼を彷彿とした鋭い瞳と白銀やモノクロに輝く豊かな毛並み。

日本独自の犬種と異なるルックスで一世を風靡しました。

そんな彼らの平均寿命は約10歳~12歳となっています。

小型犬に比べると「あっという間」といった少々悲しい印象になってしまいます。

ただ、原産国であるロシアに近い環境化で過ごしたり、被毛のカットをこまめに行ったりすることで、体温調整のサポートが可能なはず!

適度な運動も彼らの健康には欠かせないので、散歩やおもちゃ遊びでストレスケアしましょう。

2位:ドーベルマン(平均寿命10歳~13歳)

番犬と言えばドーベルマンと言うほど映画や漫画に登場していた彼ら。

黒と茶の艶やかなスムースの被毛、無駄のないボディーと俊敏かつ威厳のある顔立ち。

見た目の迫力におされることもありますが、意外にも人懐っこい一面が。

飼い主次第で番犬にも愛玩犬にもなる、素敵な犬種です。

ドーベルマンの平均寿命は10歳~13歳となっており、決して長いとは言えません。

しかし、日頃のケア次第で平均寿命以上を生きることも珍しくありません。

3位:ラブラドール・レトリーバー(平均寿命12歳~13歳)

ラブラドールは漁師のサポート役を担った犬種で、現代では介護犬や猟犬として活躍しています。

人懐っこい性格で飼い主や家族に従順、その上好奇心も旺盛で家庭で飼う大型犬として向いています。

彼らの犬種は飼育環境によって、とっても長生きすることがギネス記録でも伺えます。

ラブラドール・レトリーバーのギネス長寿記録は29歳!!

人間に例えたなら、100歳はゆうに越えているのかもしれませんね(*^^*)

大型犬の平均寿命:人気大型犬で比較!

大型犬と言ってもそのサイズには差があります。

ここでは大型犬の中でも特に大きく育つ犬種で平均寿命を比較してみます。

ラブラドールレトリーバー:12~13歳

ジャーマンシェパード  :10~12歳

ロットワイラー     :8~10歳

グレートデン      :6~8歳

グレートデンは10年と経たない内にその寿命を全うしてしまいます。

私が好きな犬種のロットワイラーですら、10年一緒に過ごせるかどうかという結果に(><)

なぜ彼らの寿命がこんなにも短いのか?その理由は「臓器と体のサイズ差」にあります。

悲しいことに、大型犬の臓器のサイズは体に比べ小さく、常にフル稼働している状態なのです。

そのため、見た目は元気そうに見えても、その内部は老化が進行している状態

心臓から体の末端まで血液や酸素を送るにも、彼にとっては不可が大きすぎるため、酸化しやすい体質だと考えられています。

大型犬の寿命を延ばすポイント

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大型犬の平均寿命は決して長くはありません。

ただ、何度もお話している通り、個体差や飼育環境によって長生きすることも不可能ではないのです。

そこで、少しでも健康に長生きしてもらうべくポイントをまとめてみました。

適度な運動でストレス回避

適度な運動は彼ら大型犬にとっても必要不可欠なポイントです。

運動によりたくましい筋肉を形成し、肥満防止に努めましょう。

また、大きな体を支えるための関節への負担には最善の注意をはらいましょう。

ライフステージに合わせた適度な運動メニューを立て、シニア犬になっても寝たきりにならないような環境を作っておくことが大事です。

また、肥満が気になった時は、過度な運動をさせるのではなく、食事と合わせ徐々にダイエットさせるように!

運動が好きになる大型犬向きのおもちゃ

大型犬にオススメなおもちゃは「思いっきり噛じれる」「思いっきり引っ張れる」この要素を満たしたものになります。

彼ら大型犬は強いパワーで思いっきり遊ぶため、華奢なおもちゃだとすぐに壊れていまします。

遊ぶたびにおもちゃが壊れてしまっては誤飲や怪我の危険性もあるので、大型犬のおもちゃ選びは以外とセンスがいるのです。

  • 太いロープで作られたおもちゃ
  • 噛めるおやつ
  • 固いゴムボール

個人的な経験からおすすめなのは、以外にもリードです。

大型犬のリードというのは、頑丈かつ太い設計になっています。

私がボクサーを飼っていた当時は、ドッグランでリードを外し、そのリードで綱引きのように遊んでいました。

また、使い古したタオルを加工して、固めに絞りボールのように投げて遊びました。

誤飲や怪我の可能性がないのであれば、家庭にある物をおもちゃの代用にしてもOKでしょう。

「何で遊ぶかではなく、誰と遊ぶか」彼ら大型犬にとって、1分1秒も無駄にできない短命な寿命。

飼い主さんはぜひそのことを念頭におき、可能な限り愛犬との時間を作ってくださいね。

食事と栄養バランス

基本的には総合栄養食のドッグフードをエサに選ぶといいでしょう。

時間や費用に余裕がある方なら、手作りフードで良質なお肉を与えるのもありです。

脂肪分の少ない牛肉を茹でたり、茹で汁をドライフードに混ぜたり工夫して栄養バランスを整えてあげてください。

人間と同じクオリティーの肉や野菜は彼らに最適な栄養源になりますが、お菓子や調味料などは不要なので与えないように!

ドライフードやウェットフードにも食感の違い、原料の違いがあるので好みを見分けて調整を。

栄養吸収ができているか見極めるには、排便チェックが一番です。

ゆるすぎないか、固すぎないか、便の色味と一緒に毎日チェックしてあげましょう。

おやつの注意点

必要以上のカロリー摂取の原因が過度なおやつです。

躾やコミュニケーションの一貫でおやつを与えることはOKですが、ねだる度に与えていては肥満に!

人間も犬も噛むことで満足感を得るので、おやつを与えるなら「噛むガム」「豚の耳」「豚の蹄」などある程度固さがある物を選んであげてください。

専門店や専門サイトで大型犬用のおもちゃやおやつが販売されているので、体型に応じた大きさの品をチョイスしてあげましょう。

定期検診と避妊・去勢

大型犬の去勢や避妊は、不用意な出産を防止するだけでなく、彼らの特有の疾患を防止する役目もあります。

犬は犬種によってかかりやすい病気というものがありますし、性別によて疾患のリスクも異なります。

去勢せず育った犬は、前立腺や精巣の疾患リスクが増えますし、去勢しないメスなら卵巣、子宮、乳腺の疾患リスクが増えます。

発情やホルモン分泌が関係し、ひいてはストレスにも影響を及ぼすのでペットとして飼育する以上、避妊や去勢は行うべきでしょう。

また、定期検診は必ず受けましょう!

狂犬病予防のワクチン接種や、ノミ・ダニ駆除のワクチンなど、必要なワクチン接種や血液検査など必要に応じて受けてください。

個体差によりますが、半年に1回のペースで受診するのが望ましいでしょう。

大型犬の寿命に関わる病気に注意!

大型犬がかかりやすい病気とは、一体どのようなものでしょう?

胃捻転(いねんてん)

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胃捻転の発症率が高い大型犬。

この病気は最悪命を奪う重大な疾患となるので注意が必要です。

胃捻転になると膨れ上がった胃がねじれるため苦痛を伴い、他の臓器を締め付けるため血流を圧迫し腹部で様々な影響を与えてしまいます。

胃捻転の早期発見でも、死亡率は20~30%と楽観できず、恐ろしい病気なのです。

この病気の原因は「食後すぐの運動」と考えられているので、食後の大型犬を興奮させることは避けましょう!

拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう)

心臓の筋肉が薄くなり伸びた結果、収縮性が失われ血流の循環に支障をきたす病気です。

大型犬の心筋症の多くは、この拡張型です。

大型犬の中でもオスがこの病にみまわれることが多く、ドーベルマン、グレート・デン、ボクサー、セント・バーナードは注意が必要です。

タウリンやL−カルニチン不足が、拡張型心筋症を誘発しているのではないかと研究が進んでいますが、現段階においてその因果関係は立証にいたっていません。

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)

遺伝的な異常で発生する可能性が高い股関節形成不全。

その原因は、骨や筋肉などの成長スピードにあります。

大型犬は股関節や骨に異常を持つものも少なくないので、肥満や加齢には十分な配慮が必要です。

大型犬種はただでさえ関節にかかる不可が大きいので、この病気が発症するとあっという間に寝たきりになる恐れがあります。

運動量の低下は食欲の低下を招き、食欲の低下は生きる気力の低下を招くことに。

普段の運動と定期的な関節の検診を行い、この病気へのケアを行いましょう!

まとめ

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大型犬種も飼育環境や栄養バランスの配慮によって、十分に寿命を延ばすことが可能です。

私個人の見解ですが、どんなに優れたドッグフードを与え、広い庭や寝室を与えても、飼い主との蜜なコミュニケーションには敵いません。

犬はリーダーであり、友達であり、家族である飼い主が何よりも頼りなのです。

それは大型犬、小型犬、犬種や年齢は問いません。

いつまでも一緒に暮らせるならどんなに良いことか、しかし現実は「寿命」という言葉がつきまとってしまいます。

愛犬との貴重な時間を少しでものばしたいのであれば、適度な運動や食事、そしてコミュニケーションを忘れずに!

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